| 2006/12/15 産経新聞 ピッキング盗3割増 中国人窃盗団再び暗躍傾向 |
今年に入って東京都内で発生した空き巣などの侵入窃盗被害のうち、ピッキングやサムターン回しといった 特殊な用具を使った手口の被害が昨年同期に比べて約3割増えたことが警視庁のまとめで分かった。 警視庁は中国人窃盗団が再び暗躍を始めたほか、日本人や韓国人らほかの外国人窃盗団にもこれらの手口が広がっているためと分析している。
警視庁捜査3課によると、空き巣や事務所荒らしといった都内の侵入窃盗の被害は平成12年の3万9502件をピークに年々減り、昨年は1万9278件に半減。今年は11月末現在、1万5927件で、昨年同期に比べて1割近く減っている。
同課は警視庁の犯罪抑止対策のほか、市区町村や住民が防犯カメラを積極的に設置したり、独自にパトロールするなど防犯意識の高まりが功を奏しているとみている。
一方、耳かき状の棒をを使って鍵を開ける「ピッキング」やドアに穴を開けるなどして裏側のつまみを回す「サムターン回し」、ガスバーナーで窓ガラスを焼き切る手口など、中国人窃盗団が得意とした手口の被害は11月末現在、1206件発生し、前年同期より31・9%増えた。
被害の急増を受け、15年に理由なく特殊な開錠用具を所持することを禁じた「ピッキング防止法」が施行されたこともあり、これらの手口による被害は15年の4267件をピークに減少傾向にあった。
再び増加に転じた背景について、捜査幹部は「本国の好景気で多くの中国人が帰国したといっても、景気の恩恵にあずかれない一部が職業的窃盗団となって来日している」とした上で「職業的窃盗団にとって唯一の稼ぎ手段であり、取り締まり強化で一時なりをひそめていても必ず活動を活発化させる。その波が再び現れた」と分析。
さらに摘発した犯人が日本人や韓国人だったケースも少なくなく、中国人窃盗団の“専売特許”とされてきたこれら手段が「手軽で手早い侵入方法」として、日本人やほかの外国人グループもまねし、広まった結果とみている。 (2006年12月15日 産経新聞)
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