| 鍵屋は成功報酬の商売か |
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鍵屋は成功報酬制の仕事である、というのが私の持論です。日当やら人工という算出は通常ありませんので、同じ仕事に1分かかっても10時間かかっても料金は変わりません。。
ですから解錠依頼の現場で開けることができなければ、1円たりとも頂きません。
開業して間もない頃のこと、夜中に交番から呼び出され、警察官立会いで玄関の解錠作業へ緊急出動したことがあります。
依頼人はカギを落として、家中では幼い子供が爆睡しているので、ドアをガンガンたたいてもまったく反応しません。
幼児の眠りはかくも深いものだと感心している状況ではありません。
お恥ずかしい話、1時間ピッキングをしても開きませんでした。夜中だし集合住宅ですから、破錠もできません。焦燥しながらドアを何度も叩いたり、呼びかけたりして、ようやく子供がドアを開けました。その子は、寝ぼけ眼で「どうしたのー?」と驚いていたのでした・・・・
結局、この仕事の売上は0円でした。あまりにも悔しくてその夜は眠れませんでした。鍵屋はピッキングだけでなく、あんな手口もこんな手口も持っていなければ・・・・もっと技術を上げなければ・・・・・
こういう経験を何度かしていますが、心情的にそれはそれは辛いものです。最近聞いた話ですが、”開けられない”となると出張料だけもらってすぐ帰る鍵屋が多いんですね。私は、ヘルプを呼ぶ場合もありますが、事の顛末を見届けずに帰ったことはありません。
鍵のトラブルだから、事の顛末を見届けずに帰るのは忍びない。
ただしお客さんの事情により、キャンセルするなどのケースでは出張料金+キャンセル料を頂きます。ピッキングできない鍵も増えており、破錠以外の方法がない場合に破錠に同意してくれなければ、出張料金だけ頂きます。
このポリシーについて、大手鍵屋に勤める友人に言われたことがあります。
「藤原さんはそれでいいかも知れないけど、もし自分が社員を使う経営者だったら、売上\0の可能性の現場へ出動させる?出張料ぐらいはもらえば?」
もちろん、一定水準以下の技術レベルであるがために開けられないならば、出張料を頂くことは、まかり通らないでしょう。
しかしながら、個人経営だから自分のポリシーを貫けるけど、組織としてやっていれば事はそう単純ではないな、と思えるのでした。
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| #1 →窃盗はビジネスだ |
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| #4 →ピッキングの是非を問う |
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