カギと防犯の
フットワーク一番店
□鍵の110番出動 ●kagistar事件簿
File07:現金輸送車インロック
平日の正午前、提携先のロードサービス会社から出動依頼が入りました。なんと車は誰もが知ってるS●K(●●警備保障)さんの現金輸送車です。銀行の店舗前でインロックしたので、大至急来てくれとの要請でした。とはいえ、距離が遠いので40分はかかります。でも担当警備員の回答は
「とにかく早く来て欲しい」
だそうです。慌てて車を飛ばしましたが、そんなにスピードを出せる車ではないし、第一スピード違反をして捕まったら元も子もありません。20分くらい経過して、ロードサービスからまた電話が来ました。
「お客さんが正気を失ってまだかまだかとわめいている」そうです。詳しく話を聞くと、上司がカンカンに怒っており、
「何やってんだ!もう、ガラスの窓を割ってしまえ」
などと電話で怒鳴られたそうです。とにかく一度、担当警備員に現在地を伝えてという指示でした。警備員さんに電話すると、やはり声がパニクっています。
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「まだ?まだ到着しないの?」
「いや、最初から40分はかかるとお伝えしてますよね。飛ばしてはいるんですが」
「もう、上司から窓ガラス割れって言われてるんだよね。本当にやばいんですよね」
「いいですけど、出動料金だけは頂く格好になります」
「んーもう、あと何分?何分かかるの?」
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そうか、この人は会社からのペナルティがあるかも知れないのか、と推測しました。よりによって、銀行の前で現金輸送車がインロックだなんて、会社としてはあってはならないことなんでしょう。とにかく落ち着いてもらうようにお伝えし、10分だけ待ってもらうことにしました。到着したとき、警備員さんは私の車に向かって大きく手を廻していました。
「ここだよ!ここー」
声も十分大きいです、必死です。商用車ベースの車なので解錠は簡単でしたが、ドアを開ける前にまたロックボタンが下がり施錠してしまいました。私の頭は??です。
「あ、これ自動でロックするから」
と警備員さんが言いました。驚きました、車のドアに自動施錠があると、初めて知りました。解錠した状態をキープし、もう一本の手でドアを開ければいいんですね。作業終了後警備員さんの額には、大量の汗がキラキラと光っていました・・・
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