カギと防犯の
フットワーク一番店
□鍵の110番出動 ●カギ業界アンダーグラウンド#6: 車のカギはここまで進化した。でもね・・
車のカギのセキュリティの進歩は、大衆車にまで及んでいます。ユーザにとっては至極いいことなのですが、カギのトラブルが発生した場合に、今までよりも高い料金がかかったり、あるいは鍵屋では対応できずにメーカーからの納品待ちという状況もありえます。
旅行先で路上駐車しているのに、「2週間待って」なんて言われたらどうします?
1.特殊キー
ウェーブキーと呼ばれるカギは、ピッキングが非常に難しいカギです。従来のギザギザキーに比べて解錠料金は1.5〜2倍かかるのが相場です。カギを紛失した場合も同様です。カギ屋さんは、キー番号が分かっている場合のために、紛失したカギを作る為のデータ(CODE
BOOK)を持っておりますが、特殊キーにおいては自動車メーカーが公表していません。欧米では、自動車メーカーは必ずカギ業界に公表することが義務付けられているそうですが、日本では「セキュリティ上の理由」で公表されていません。車業界とカギ業界の親密度が違うのでしょうか。トヨタ車や日産車においては、海外ブランドの同一車が欧米にあり海外からCODE
BOOKの情報が逆輸入されているので、鍵屋さんはこの情報を仕入れます。日本国内のみで流通している特殊キー車(HONDA
FIT, STEP WAGONなど)は実際に鍵穴を覗いて作るしか方法がありません。
2.イモビライザーシステム
immobilizeとは「動かなくする」という意味です。盗難防止装置の1つで、日本語でいうと「電子式移動ロック装置」となります。自動車盗難先進国であるヨーロッパでは、激増する車両盗難を抑制するため、1997年以降標準装備が義務付けられました。イモビライザーは、ICチップ入りのトランスポンダーキーと車本体の間で電子認証が行われ、電子的な照合の結果、IDコードが一致しなければ、車の動力となる電気をカットして、エンジンを停止させてしまう仕組みになっています。国産車でも、セルシオ(97年以降標準)、ランドクルーザー(00年以降標準)などに続いて大衆車においても徐々に標準採用されてきています。
「技術的には複製不可能」とうたわれていますが、カギ業界では開発メーカーが威信をかけて次々と専用工具を生み出しています。複製ではなく、エンジンコンピュータに接続して新たなトランスポンダーキーを追加登録する方法です。
ただしBENZ,BMWは特許侵害に当たるので工具を作れません。
近年のBENZ,BMWのカギを紛失したら、ディーラーに頼んで2週間待ちましょう。
国産車やBENZ,BMW以外の外車のトランスポンダーキーを紛失したら、どうなるか?トランスポンダーキーを作れる鍵屋は極めて少ないです。作れる鍵屋さんを見つけただけでもラッキーでしょう。小さな鍵屋では年に1件依頼があるかないかですが、専用工具は車のメーカー毎に何十万円もの投資が必要なのです。新しい技術が導入されれば、新たな専用工具が必要です。死ぬまで投資回収できません。因みに、トランスポンダーキー作製料金は、バカ高いです。相場は10万円くらいです。お金もあって、2週間待てない方は、そんなスーパー鍵屋を見つけてください。
3.カーセキュリティシステム
愛車にセキュリティシステムを取り付ける人も増えてきたようです。また、近年発売される新車は標準でセキュリティシステムが装備されている大衆車もあります。リモコンキーのみの施錠・解錠しか受け付けないというのが、代表的な機能です。機械式のカギで開けても、つまりピッキングで開けても警報が鳴ります。そんな車の解錠依頼は大変です。警報が鳴り止むのを数分間待つのが正解のようです。バッテリーのマイナス端子を外して警報を止める荒技は、コンピュータROMの情報をリセットしてしまい、素人では元に戻せない可能性があります。特に欧米車、高級車はコンピュータの塊の様相ですから、鍵屋にとっては弁償代の方が全然高くなるリスクが大きいです。チャレンジ精神など持たないほうがいいでしょう。
尚、最近はインロックできない車も増えてきました。ドアを開けた状態でロックボタンを押すことができないので、キーを室内に「置き忘れる」ことができません。BENZやBMWでは数年前から装備している機能です。
今後は、車のインロックが少なくなり、鍵を紛失した場合に対応できるのは、ディーラーのみという流れが強くなっていくでしょう。
そう遠くない将来、車における鍵屋の仕事はなくなるんでしょうね・・・・
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昭島市緑町2-26-20
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